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2010-04-23

2010-04-23

責任は誰に?

携帯電話で低温やけどを負ったために545万円の損害賠償を求められ、メーカーに221万円の支払命令が出された。というニュースを今朝の新聞で見た。
「えっ?どういうこと?」と読んでみると、携帯電話をポケットに入れたままコタツでうたた寝したら太股に低温やけどを負った、というもの。

「そんなのは自分の不注意だろうが」と思うのだが法律ではそうもいかないようだ。
判決の理由は「ポケットに入れコタツで暖を取ることを説明書で禁止したり危険を警告する表示をしていない」というもの。

そういえば最近の説明書にはやたらと警告のページが多い。製造物責任法というのが出来てメーカー側の責任が重くなったせいでとにかく訴えられないように気を使っているようだ。

アメリカでは喫煙による健康被害訴訟で45年間吸い続けて肺ガンで亡くなった人の娘さんに約13億円の損害賠償金を支払うことを命じる評決があったそうだ。
最近、JT(日本たばこ産業)がテレビコマーシャルで直接タバコを表に出さなくなったのもそのせいかもしれない。

日本人の心の中には「自業自得」や「自分で蒔いた種は自分で刈れ」とか「因果応報」などという言葉が日常的に使われ、少々のことは自分の不注意として捉える風土にある。
降りかかる災難は全て他人のせいにするのではなく、自分にも不注意な点があったのではと自分の考えや行いを反省する余地を残している。
互いに譲り合い合意できる点を見つけることで波風を立てないようにするのがいかにも日本人らしい。

しかし現在はこのような考え方は曖昧さを残し責任の存在をうやむやにすることにもなり、いろいろと議論の対象となる。

いずれにしても難しい問題である。
子供が小学生の時、夏休みのプール当番で地域の子供を引率する際、「途中で車の事故に遭ったらどうするんだ?スマンでは済まされんぞ」と問い詰められたことがあり引率者の割り当てをするのに手間取ったことがあったのを思い出した。

細かく言われれば野球でもサッカーでもボールが当たったらとかバットが折れて飛んできたらなどいくらでも予測できない事故はあり得る。
まして少林寺拳法などの格闘技系は初めから痛い、危ないということが前提となっている。

安全管理だけを責められればスポーツの指導者は健康体操の範囲で指導しなければならないだろう。

無責任は見過ごしてはならないが、責任を探されると必ずいくつか出てくるだろう。

携帯電話が自然に爆発したというのなら製造側に責任があろうが「ポケットとコタツ」の関係にまでは責任は負えないというのが正直な感想だ。
凶器になるものは台所にだって無数にある。
意図的に一方的な製造責任まで問われたらたまらない。

法律も用い方で凶器にもなり善良な市民を苦しめたり、日常生活を円滑に行えなくなることもある。法を無謀に振り回すのだけはやめていただきたいものだ


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