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第282話 京都武専の熱い一日

第282話 京都武専の熱い一日

先週の日曜日は京都武専の日。
かなり寒い一日でしたが熱い一日でもありました。

午前中の講義の時間。
会場の京都市こども体育館はなぜか冷たい風がどこからとも無く入ってきて
体に突き刺さってきます。

でも、その寒さも何のその。
自分の精神を鍛えるいい機会です。

最近、姿勢を気にしている私。
普段もそれほど悪い姿勢はとってないつもりですが最近は仙骨の位置に注意しています。

仙骨は骨盤の真ん中にある逆三角形の骨で背骨を支えている重要な骨です。
この骨がしっかり整ってないと姿勢が崩れるだけでなくいろんな症状を引き起こすことにもなります。

この仙骨を「立てる」というのが最近の私のこだわり。
鎮魂行の時も背筋を伸ばし、そのまま一旦前屈して仙骨を前に倒し、その仙骨を
固定したまま上体を起こすとうまくこの仙骨を「立てる」ことができます。

武専の講義を聴いている間の約50分。
正座の姿勢で仙骨を立てて約30分、そして膝を崩し安座の姿勢で仙骨を立てて20分。
頭の重みがバランスよくこの仙骨に乗るような姿勢をとっていると疲れもありません。

私の左前方には京都京極道院長の峠 先生が座っていて同じように仙骨を立てて
座禅の姿勢を保っていました。
よく注意して全体を見回すと同じように講義の時間中、ずっと姿勢を正している人
が数人いました。きっと、同じ様な考えなんでしょうね。

武専という「場」は日常を離れて、心を引き締めて自分を見つめ直す「場」になります。
座禅に限らず、大勢の参加者の中に「この人!」という人を見つけて刺激をもらういい機会です。

そうして午前の授業が終わり昼食を挟んで午後からは実技。

今月は予科二年の担当でした。
科目は混天一、払受蹴、上膊抜、上膊捕の四科目。

午後からは午前中の寒さを吹き飛ばして思い切り体を動かしてバンバンやる気でいました。

が・・・・

いざ始まると予科二年の学生は一人だけ、でした。(^^;)

予科一年生が三人。

まあ、この時期は少ないだろうなと覚悟してたんですが「えっ、一人??」かあ。

で、一瞬一年生と合同でやろうかとも考えたんですがすぐに翻えして
「今日はこの子(拳士)とマンツーマンで頑張る」ことを決意。

いつも思うことですが武専という「場」は道院とは異なり、自分の師匠とは違った視線
を持つ講師の「人となり」や「技術」に触れる機会を得る「場」だと思っています。

それに今回のように講師と一対一で授業を受ける機会など滅多にないですからね。
この拳士にとってもいいチャンスのはずです。

しかし、注意しなければならないことが一つ。
それは、講師と生徒が一対一というこの環境ですから「なあなあ」の関係に陥ると
何も伝わらないまま時間だけがいたずらに過ぎていくという危険性。

そこに落ち込まないためにも姿勢を正して合掌礼で挨拶。

まずは心構えからです。

ここでお互いの心理状態をキチンと修行に向けておかないと「手抜き」になる恐れもあり、ひいては学生に「武専」に行っても得るものがない、などと言われかねません。

武専は卒業まで11年という長い年月がかかりますのでその入口である「予科」で「面白くない」などと思わせてはなりません。武専は楽しく、道場では学べないものがある、と思ってもらわないと武専の価値が無くなる気がします。

講師と学生の信頼関係はとても大切です。

そんな想いもあってこの日は「じっくり」「みっちり」やることに決め、午後の二時間
今年22才のこの青年拳士を相手に技の周辺理論も含めて細かな点まで指導しました。

技術科目は先の述べた通り特に難しい技はありません。
それだけなら一時間もあれば充分余裕で指導を終えることができます。
でも、それでは道院の稽古と同じになってしまうので
今回は剛法から柔法への連反攻を考えて指導してみました。

科目の中の一つ、混天一。
振突きから中段突に来る連攻撃に対して防禦と反撃を素早く行う技ですが、既に突天一を学んでますから技術的には難しい点はありません。

そこで、連反攻として蹴り返しの後、攻者の中段突の手を掴んで
天秤投
押閂投
片手閂投
小手投
片手投
腕十字固
閂内天秤

二段の彼にはまだ習ってない技もありましたがそれにはこだわらずここで教えました。
習ってない技の細かなところは充分伝わってないと思いますが、技がこのような変化に繋がっていくというのは認識できたと思います。

残りの技も二人だけの環境だったお陰でじっくり稽古することができました。

これが彼の興味へと変わっていけば、この日の修練はきっとプラスになったのではないでしょうか。

午後の修練時間は私も楽しく充実した一時でしたので多分彼も同じ想いを持ってくれた
と思ってます。独りよがりでなかったらいいのですが。

彼が4月から本科一年生としてまた一段と飛躍することを願うとともに
道院内でもよき指導者として後輩の指導に活躍してくれるものと期待しています。



二月武専。
終了時には午前中の寒さはとっくにどこかに飛んでいき、
私にとっては熱く心地よい感覚が体中に満ちて大満足。

充実したいい一日でした。


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