第303話 福は困っている誰かにあげて

二日、神社に初詣。
普段いくことがないのに今年はなぜか行ってみた。
それは懐かしの神社。48年前、福知山市に少林寺拳法を普及させたいと夢を抱いて来た時の想い出の場所。
当時は学校などの公共施設はほとんど貸し出しがなくて場所探しはホントに大変なこと。
そんな時に心やすく貸していただいたのが神社の一角にある能舞台。
三方には壁がなく、冬は舞い込む雪に足を取られ、夏は座禅している肌に蚊の嘴が刺さる。
積もった雪を避けるように体を捌いて蹴、蚊よけのスプレーを体にかけて静かに座禅。
そんな懐かしい舞台のある神社。
妻と娘と孫の四人で初詣。
鈴を鳴らし、お賽銭を入れ二礼二拍手一礼。
願い事はせず、昨年無事に過ごせたことへの感謝。
陰ながら支えてくれる天の導きや縁者への感謝。
人は支え支えられ多くの事象が折り重なって生かされている。
身の上に起こる、いい事も悪いこともすべてがひっくるめて自分を鍛え育ててくれる。
そんなことへの感謝。
おみくじを引いた。
「小吉」
大吉は望んでない。小吉でも良すぎる。
今年を占うおみくじであるなら、私は小吉でいいし末吉でもいい。
余った「吉」はもっと困っている人にあげてね。(笑)
このお神籤は私が昨年生きてきた神からの評価。
「まぁ、よくやったよな」
「今年はもっとガンバレよ!!」
という。(笑)
運勢を見ると・・・
(これは今年の生き方の指針かな?)
願望・・・思いのままです。他人の世話をよくせよ。(やっぱりね。好きなことをしながら他人への思いやりを忘れずガンバリマス)
待人・・・時遅れて必ずくる。(焦らずに待つことも大事ってことね)
失物・・・身近な者に問うて探せ。(ん~、忘れっぽくなってきたからな)
学問・・・決心が足りない。勉学せよ。(やってる割に成果がないのは決意が足りてないのか)
恋愛・・・再出発せよ。(いや、ちょっと待って。それ揉めるから)
病気・・・治る。よき医者に頼め。(はい、ごもっとも)
出産・・・さわりなし。信神せよ。(いや、高齢やし・・ゴメンナサイ。それに男やし~)
ということで今年も明るくいきますね。
一年の計は元旦にあり。
みなさん、今年も新たな目標をたてて突き進んでいきましょう!!